たきがしら湿原について
たきがしら湿原は人工的に作られた湿原であり、たいへん珍しく全国でも数例しかない湿原です。 湿原には水生・湿生植物、水生昆虫、野生動物、鳥類などが生息する貴重な場所となります。 現在では、在来種と植栽された植物を合わせると70以上の種類が湿原の四季を彩ります。
たきがしら湿原 開園時間 8:30〜17:00 上記時間外については交通規制のためアクセスできません。 問い合わせ先 阿賀町役場 農林課 電話:0254-92-5764 FAX:0254-92-5479
たきがしら湿原の歴史
太古の時代、この地に先住の人達が湿原を切り開き、稲作をはじめ自然の恵みの中で豊な生活を営んでいました。 時が過ぎ、社会の変換と共に5戸の「たきがしら集落」は昭和50年12月に移転を余儀なくされ、残された美田はヨシや潅木が繁茂する荒野となりました。「たきがしら湿原」は耕作放棄地を再利用する目的で湿原として造成されました。 湿原には姿を消そうとしている貴重な植物や、ホタルやトンボなどの水生昆虫が姿をあらわし、その数も増えてきています。 また、カモなども飛来したり、カモシカやクマまでもが現れるなど、昔のような賑わいを見せています。